HART(ホノルル鉄道)建設で脚光を浴びる郊外住宅地 | Reloredac.com

HART(ホノルル鉄道)建設で脚光を浴びる郊外住宅地

オアフ島西部のカポレイ地区(Kapolei)とホノルル中心部のアラモアナを結ぶため2011年より建設が開始されたHonolulu Authority of Rail Transportation社のホノルル鉄道。途中、パールハーバー、ホノルル国際空港、カカアコ、中華街、ダウンタウンを経由してアラモアナまでを結ぶ全長32キロの路線です。現在、予算の問題で着工が遅延していますが、2030年の開通に向けて建設が進んでいます。 


出典:2012 Community Planning and Engineering Inc.


出典:Honolulu Authority for Rail Transportation 


出典:Honolulu Authority for Rail Transportation


出典:Honolulu Authority for Rail Transportation

現在、朝夕のラッシュ時には車通勤する人たちの交通渋滞でオアフ島西部からホノルル中心部までは1時間近くかかりますが、この鉄道の完成により、その渋滞緩和とホノルル国際空港からの観光客のアラモアナ地区へのスムースな移動が期待されます。その完成を見込んでかオアフ島西部の開発が増えており、ここ10年ほどで多くの住宅が建設されました。7年ほど前に50万ドル代で買えた同地区の一戸建ても既に90万ドル以上に値上がりしています。


出典:Zillow.com


出典:Honolulu Authority for Rail Transportation

沿線の駅を拠点とした都市開発も増えておりカポレイ地区には米本土系デベロッパーのDRホートン社が開発するHoopiliという新興住宅地が完成しつつあります。学校や公園などの施設も整い、子供を持つ家庭やコロナ禍を機に在宅勤務となった世帯も広くゆったりした住環境を求めて移転しています。かつてのパイナップルやサトウキビ畑が人々の新しい活力を産む土地に生まれ変わろうとしています。

 

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