アメリカ不動産投資スクール 【第11回】ローンを組むにはどうすればいいの?金利は?クレジットヒストリーとは? | Reloredac.com

アメリカ不動産投資スクール 【第11回】ローンを組むにはどうすればいいの?金利は?クレジットヒストリーとは?

 

アメリカで投資用不動産を購入する際の資金調達をどうするか。現金購入という選択肢もありますが、今回は、外国籍の海外投資家がアメリカでローンを組む方法について説明します。

 

●米国居住者の場合

1.グリーンカード保有者

市民権保持者とほぼ同等の条件でローンの申請ができます。日本では年齢が高くなるにつれてローンがつきにくくなりますが、アメリカでは収入証明他必要書類を提出し、条件が整えば、年齢に関係なくローンを組むことが可能です。年齢が高いからと諦める必要はありません。

居住用としてではなく、投資(賃貸)目的で物件を購入する場合は、不動産投資ローンを申請することになります。通常、住宅ローンより金利が高めで必要な頭金も物件価格の20%ほどとなります。既に居住用の住宅を保有していて、2件目として投資用の物件を購入される場合は、住宅を担保にホーム・エクイティ・ローンの申請をすることも可能です。詳しくは、住宅ローン担当者にお問合せ下さい。

 

2.労働ビザ保有者

駐在等で、一時的に米国に居住している人でもローンを組むことは可能です。米国の物件を購入されたい方にとって、現在米国の居住者であることは大きな強みです。H、L、Eなどの労働ビザがあり、米国居住者である今であれば、アメリカの銀行から融資を受けて物件購入の検討ができます。ローンを組むことで大きな節税メリットやレバレッジ効果が期待できます。自宅に限らず、投資目的で物件を購入することも可能です。

 

●海外居住者の場合

米国在住者と比べて融資の条件は厳しく、金利も高めとなります。金融機関によっては、30~40%の手付金を用意することで、ローンをつけることが可能な場合もあります。 一般的に、ローンの申請に必要なものは下記の通りとなります。

  1. 優良なクレジットスコア
  2. 収入証明書(過去2年のW2フォームと直近の給与明細書、または過去2年の納税証明書)
  3. ITIN(Taxpayer Identification Number:納税ID番号)、またはSSN(Social Security Number:ソーシャルセキュリティ番号)

日本では馴染みがありませんが、米国ではクレジットスコアが与信証明となります。クレジットスコアは、米国の銀行に口座を開設し、クレジットカードを使用することで蓄積することが可能です。借入をし、期日までに返済をする、という行為を繰り返すことでクレジットスコアが溜まっていく仕組みになっています。加えて、収入証明書の提出も必要で、融資枠の判断材料として使用されます。ITIN(Taxpayer Identification Number)は、外国籍の納税者に与えられる番号ですが、SSN(Social Security Number)を持っていれば必要ありません。ITINは、IRS(米国国税局)から直接、またはCPA(米国公認会計士)を通して発行してもらいます。ITINの申請をするにはForm W-7を使用します。

(記事監修) シティゴールド・プライベート・クライエント・リレーションシップ・マネジャー 牛島有貴子氏

 

弊社では、海外居住者向けにローンの提供実績もございます。ご興味のある方は、お気軽にお問合せください。

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