マルチファミリー住宅への投資を考える
歴史的な低金利とパンデミックの影響で、ウェストチェスターなどのニューヨーク州郊外やコネチカット州などの住宅売買件数は、前年比10%を超える活況を呈しています。リモートワークの定着も手伝って、この機会にホームオフィスや庭がある郊外の一軒家を購入し、マンハッタンやブルックリンの狭い賃貸住宅から引っ越そうと考えている方も多いと思います。
そこで今回お勧めしたいのがマルチファミリーと呼ばれる2~4世帯用住宅です。代表的なマルチファミリーは一軒に2世帯が住める家で、左右の縦割りタイプや上下の横割りタイプがあります。近年ハリソンなどで日系企業駐在員に人気の築浅の縦割り型2 Family Houseは資金的に余裕がある方向けです。購入価格は100万ドルを超えますが、片方のユニットに住んで他方のユニットを貸せば、毎月$4,500~$5,000の収入が得られます。完全な投資目的で両ユニットを貸すというケースもあります。
<写真はイメージです>
予算が50万ドル~80万ドルという方にはウェストチェスターでもI-287の北側のエリアがお勧めです。候補になる街はいくつも挙げられますが、今回はMt. Kiscoという街の物件で現在進行中の具体例をご紹介したいと思います。
この物件を購入するのはブルックリンに住む若いカップルのお客様です。数か月にわたるHouse Huntingの結果、Mt. Kiscoで駅から徒歩10分でしかも約1/2エーカーの広い土地付きの2 Family Houseに巡り合いました。おしゃれな商店街やレストラン、街並みなどが都会派のお客様の感性にも合ったようです。現在売買契約締結直前ですが、価格は約50万ドルとハリソンやイーストチェスターと比べるとFirst Time Buyer(初回購入者)にも手が届きますし、特に若い方でしたら資産形成の良いスタートになります。これは上下の横割りタイプですが、ロケーションもよくテナント募集に苦労することはなさそうです。片方のユニットに住んで他方を貸す場合、$1,500~$2,000/月の家賃収入が見込めます。
リダック ウェストチェスターオフィス 荒井伸一
ニューヨークエリアの賃貸・売買物件検索はこちら>>