Amazonに選ばれたロングアイランドシティ
先日、アマゾン・ドット・コムが第2本社設置先の一つに選定したことで俄かに注目が集まっているクイーンズ区ロングアイランドシティ。マンハッタンからイースト川を渡ったところに位置するロングアイランドシティは、どんな街なのでしょうか。
地下鉄7番線が通るVernon Blvd-Jackson Avenue(バーノブルバード・ジャクソンアベニュー)周辺の地域がロングアイランドシティとなりますが、このエリアはかつて工業地帯でした。2006年頃から新築ビルの建設が始まり、今やQueensboro Plaza(クイーンズボロプラザ)やCourt Square(コートスクエア)駅近隣も建設中のビルが多く立ち並んでいます。
2006年から今年までで、住宅は15,700もの戸数が完成し、2019年にはさらに6,200戸増え、合計22,000戸となる予定です。これはマンハッタン区とクイーンズ区に住む日本人の総人口より多い数となります。商業施設も増えており、ホテルは現在計画されているものが全て完成すると現在の倍以上の部屋数となります。
グランドセントラル駅や、2024年完成予定のハドソンヤーズまで地下鉄7番線で一本と通いやすいこともあり、住まいとして人気が高まっています。1ベッドルームの平均賃料がマンハッタンの3,700ドルに対してロングアイランドシティは3,000ドル弱、売買価格は100万ドルを超えるマンハッタンに対してロングアイランドシティは70万ドル~と、賃料、売買価格共にマンハッタンに比べて割安です。
住宅の供給が多いこともあり、物件価格や賃料の上昇はこの5年緩やかな推移となっていますが、この度のアマゾン効果で、ロングアイランドシティの地価高騰の可能性が早くも話題となっています。
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