アメリカでの賃貸に関する基礎知識と今後の趨勢

アメリカ生活の経験のある方にはご存知の方も多いと思いますが、日本と異なる用語と分類を改めて簡単にご説明します。大きく分けて2通りの分類があり、一つは所有形態による分類、他方は建物の形状による分類があります。

 

                                                                               

まず所有形態では、大きく分けて個人所有か多世帯所有(ここではアパートと呼ばせてもらいます)に分かれます。これらの所有形態は、建物の形状には直接関係ありません。個人所有では、1軒家、コンドミニアム(個人分割所有の総称)、2世帯住宅などに分かれますが、このコンドという言葉は、日本での認識と異なります。通常、日本では、コンドといえば分譲マンションを意味して、高層などのビル形状の建物を指しますが、アメリカでは個別の玄関を持つタウンハウスやアパートと変わりない形状の建物も、個人が分割してユニットをそれぞれユニット所有すれば全てコンドということになります。アパートも同様に建物が高層ビルやタウンハウスなどいかなる形状であっても同一のオーナーが賃貸だけをオペレートしていれば、アパートです。

多少重複しますが、建物の形状による分類では、まずマンションという言葉のイメージを捨てていただき、コンクリート製の建物は、その高さにより高層、中層、低層ビル(レジデンシャルビルディング)に区別されます。日本流のマンションはこの中でも高層ビルだけを指す言葉になっている感があります。木造の骨格を持つ集合住宅は、タウンハウス、2世帯住宅などがあります。圧倒的に数が多いのは1軒家です。マンハッタンや都市部の一部を除き、アメリカの大半の住居は1軒家です。

これらのカテゴリーすべての賃貸について、トライステートではいずれのエリアでも夏過ぎから、一気に価格が上昇しております。かつてないほどの貸し手市場となっており、現在は賃貸物件量が非常に少なく、私どもも物件の確保に非常に苦労している状態です。コロナ過の中で低迷していた売買、賃貸が夏以降の回復基調に一気に需要数が増えたことが一因です。しかしまた今回オミクロン株の発生に伴い、先行きの不透明感がまたまた想起されます。アメリカは物価指数が100を切ることなく、いつでも右上がりの成長(インフレ)を続けております。強気の経済政策を執る宿命のあるアメリカでは、賃貸価格の上昇は避けられません。頭の痛い状況がしばらく続くと思います。。。

 

リダック ニュージャージーオフィス 上野雅章 

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