入居が決まったら。ここが肝心、契約物件のチェックポイント

 

賃貸契約書の内容:

住みたい物件が決まったら、まずは契約書の内容を確認しましょう。賃貸契約書に目を通してみると、日本人にはあまり馴染みのない項目が記載されている事があります。例えば、よく挙げられるのが「解約条項」です。この条項自体が契約書に記載されているかどうかを始め、違約金の有無と金額、通知日数の設定等を確認する必要があります。ご赴任者のように会社都合で突然帰国する可能性がある場合は、特に注意しておきましょう。そして、生活に直接関係してくるのが「修理条項」です。テナントの責任となる修理の範囲について、記載内容を確認しておきましょう。入居時に既に壊れていたり傷がついていた部屋の備品の修理まで責任を負わなくて済むよう、入居時のインスペクション(物件状態の点検)も重要です。

 

 

設備・備品の確認:

アメリカの賃貸物件には、キッチン設備一式(冷蔵庫、ガスオーブン、食器洗浄機、電子レンジ等)が備え付いているのが一般的ですが、不慣れな電気製品や備品は、必ず大家に使い方を確認しておきましょう。入居時のインスペクションは大家と一緒にしっかり行い、きちんと作動しない設備や備品があれば、予め入居前に修理対応してもらいましょう。間違った使い方をして故障させてしまった場合の修理は、テナントの責任となってしまうため、要注意です。

 

入居時インスペクション:

「インスペクション」とは、入居・退去の際に、家の状態を確認して記録に残すことを言います。「ウォークスルー」と呼ばれることもありますが、大家の立会いのもとで行うのが理想です。入居の際のインスペクション時の記録が、退去後のセキュリティデポジット回収の交渉に大きく影響します。

鍵がきちんと開閉できるか・ドアの建付け具合・窓のブラインドの状態と開閉・カーペットの汚れ・ガレージドアの開閉・電化製品の作動状況等々、インスペクションでは物件の状態を細かくチェックし、不具合やダメージがあればその場で大家に伝え、証拠の写真を取っておきます。写真はどの部屋のどの部分なのか分かるようにしておく事もポイントです。

退去時には、家具を搬出した後に最後の掃除をし、物件の状態が入居時と比べてどう変わったか、破損や磨耗、汚れなどをチェックし、必要なメンテナンスについて確認して記録します。大家との相互同意と署名を忘れずにもらうようにしましょう。家賃を払っているので、多少の汚れや不具合は貸主が負担すべきと考える人もいますが、ここ米国においては賃貸している間に発生した汚れや不具合は、基本的にテナントの責任になりますのでご注意ください。